正しいドッグフードの与え方、食事を与える際のポイント

正しいドッグフードの与え方、食事を与える際のポイント

こんにちは!INUMESHIスタッフのあやかんです!

前回は、「1日のフード給与量は?犬のカロリー計算方法」についてご紹介しました。

愛犬の1日に必要なカロリーや、1日の給与量の計算方法は簡単に計算できることが分かりましたね!

正しい給与量を量って、わんちゃんに食事を与えますが、その際に気をつけるポイントがあるのをご存知でしょうか?

実は、ただ単に正しい給与量を与えていれば良いわけではなく、回数や場所、タイミングなど様々なポイントがあるんです。

そこで、今回は「わんちゃんに食事を与える際のポイント」についてご紹介します!

食事を与える際のポイント

Dog eats food
Pakhnyushchyy / PIXTA(ピクスタ)

わんちゃんにフードを与える際は、下記のポイントに気をつけて与えましょう。

【成犬】食事の回数は、1日2回!

食事を与える回数は、ライフステージによって異なります。

子犬の場合は、たくさんの量のフードをいっぺんに食べれなかったり、消化機能が未熟なので生後4ヶ月までは3〜4回生後6ヶ月頃には2〜3回に分けて与える必要があります。

生後8〜10ヶ月をすぎて来ると消化器官が発達し、一度に多くのフードを食べられるようになりますので、1日2回与えてください。

食事を与える回数を1日1回にすると、わんちゃんがお腹が空きすぎて早食いになるケースがあります。

早食いをしてしまうと、急いで食べるせいでわんちゃんがむせて嘔吐する危険性があります。

また、空腹時間が長いと急に血糖値が上がって膵臓に負担がかかってしまいます。

ただし、1日に2回食事を与えていても、1回しか食べなかったり、朝はよく食べるが夜は食べないなど、わんちゃんによっても違いがあります。

朝よりも夜のほうが食欲がある場合は、その分夜のフードの量を増やし、朝のフードの量減らすなどして調整してあげてください。

高齢犬になると、一度にたくさんの量を食べ、消化することが難しくなる場合があります。

その場合は、1日3回以上に分けて与えるのがオススメです。

歯が弱くなってきたわんちゃんには、フードをぬるま湯や水でふやかして与える工夫をしましょう。

適切な場所での保管

ドライフード

ドライフードは、直射日光の当たらない冷暗所で保管し、室温で与えましょう。

冷蔵庫で保管した場合、室温との温度差により結露やカビが発生する可能性があります。

また、開封後は空気に触れるとフードは酸化していきます。

フードが酸化すると、フードの嗜好性が低下して食いつきが悪くなったり栄養が損なわれたりします。

開封後は、1ヶ月以内に使い切るようにしたり、出来きるだけ空気に触れないようにするために小分けにして乾燥剤や脱酸素剤を入れ保管しましょう。

開封後もしっかりと保存をしておけば、香りが閉じ込められ美味しさが長持ちします。

ウェットフード

ウェットフードを冷蔵庫で保管し、与える際は電子レンジで温めて与えましょう。

冷蔵庫で保管すると匂いが損なわれますが、逆に温めると風味が増します。

ウエットフードの場合は、開封後その日のうちに消費する事が理想です。

難しい場合は、冷蔵庫できちんと保管をし2~3日で消費するようにしましょう。

食事は静かな場所で

食事は静かな場所で

食事を与える場所は、静かで誰にも邪魔をされず、また人の食卓から離れたところが良いとされています。

食事中に子どもなどに邪魔されると自分の食事を盗みに来た「敵」と勘違いし、攻撃的に反応する場合があります。

多頭飼いの場合には、いじめやケンカを避けるためにわんちゃん同士が離れた場所で食事を与えてください。

また、犬種によっては器からフードをこぼしてしまったり、汚してしまう可能性があるので、タイルの床やマットなど掃除しやすいところで与えるのがオススメです。

食事時間の間隔は均等に

わんちゃんの食事時間の間隔は、消化の面を考えて均等に間隔をあけるのが好ましいといわれています。

1日2食であれば12時間、1日3食であれば8時間、1日4食であれば6時間ほど間隔をあけて与えるのが理想的です。

成犬のわんちゃんの場合は1日2回、朝・夕で与えるようにしましょう。

ですが、食事の時間を固定するのはオススメしません。

わんちゃんは、いつも同じ時間に食事を与えられていると、食事の時間を覚えてしまいます。

すると、食事の時間になると要求吠えしたり、時間に食事をもらえないことでストレスを感じてしまいます。

ただし、あまりにも時間がバラバラなのもわんちゃんにとってストレスになる恐れがありますので、朝・夕の時間帯になるように心がけましょう。

忙しくて、与えたいタイミングに食事をさせるのが難しい場合、自動給餌器(オートフィーダー)を利用するのがオススメです。

やむを得ず、長く家を空けなければならなくなったときは、自動給餌器があると便利になります。

食事の出しっ放しはNG

食事の出しっ放しはNG!

わんちゃんに食事を与えた際に、すぐに食べなかった場合「そのうち食べるだろう」とフードをお皿に入れ、出しっ放しにしていませんか?

食事を出しっ放しにすると、わんちゃんは「いつでも食べられると」勘違いして、すぐにフードを食べなかったり残したりするようになります。

また、長時間出しっ放しにしていると湿気により品質や風味が落ち、食いつきが悪くなります。

更に、食べかけのフードは唾液などが付着することにより、菌が繁殖します。

食事を与えた際に、わんちゃんがフードを食べないようでしたら、お皿ごと下げるようにしてください。

可哀想に感じるかもしれませんが、出された時にしか食べれないという危機感を持たせましょう。

最低でも1時間以内には食事を下げるようにします。

また、残したフードは、捨てるようにしましょう。

勿体無いかもしれませんが、少しでもわんちゃんが食べていた場合は、唾液により細菌が増殖して不衛生になります。

適した食器選び

食事の際に使用する器は、ひっくり返りにくく洗いやすい食器を選びましょう。

また、食事と水の器を分けておいてあげましょう。

子犬の時は小さい器を用意し、成長して食事の量が増えたら、大きいものに変えるのがオススメです

ドライフードの場合は、はかりや計量カップがあると1日に必要なカロリー分の食事を与えやすくなります。

短頭種のわんちゃん(パグ・フレンチブルドッグなど)は、マズルが短いため口が届きやすい浅めの器を選びましょう。

奥の方まで食べられるよう、角度のついたものがオススメです。

他にも高齢犬や食事を喉に詰まらせやすいわんちゃんには、台に器を乗せたり、ハイスタンドの器を選んであげましょう。

首を軽く下げるだけで食事が食べられるので、体への負担を減らすことができます。

また、早食いをするわんちゃんには、時間をかけてゆっくりと食べられるように早食い防止用の凹凸のあるフードボウルを使用しましょう。

早食いのわんちゃんは、食事の後に嘔吐する場合があります。

それは、胃の中で短時間で食べたフードと一緒に飲んだ水分が混ざり、急に膨張することで胃に大きな負担がかかるためです。

ドライフードを水などでふやかして、あらかじめかさが増えた状態で与えるなどし、胃に負担がかからないように工夫しましょう。

運動の前後の食事もNG

胃にガスが溜まって過剰に膨らんでしまう「胃拡張症候群」や、胃がねじれてしまった状態の「胃捻転」など、食後の運動の他に水を大量に一気飲みしたりすると発症する可能性があると言われています。

食後に散歩に行く場合は、約2時間程度の時間をあければ、胃捻転になる可能性は低くなります。

食後のわんちゃんの体調も見ながら、散歩に行くようにしましょう。

また、室内でも動き回る犬もいますので、理想としては食後はケージの中にすぐに入れて、しっかりと時間を置くことが出来るようにすれば良いでしょう。

逆に、散歩をしてから食事を与える場合は、約1時間程度の時間をあけるようにしましょう。

激しい運動をしてすぐに食事をすると具合悪くなるケースもあります。

運動の前後は、時間をあけて食事を与えるようしましょう。

まとめ

わんちゃんにフードを与える際は、様々なポイントがあることが分かりましたね!

もちろんわんちゃんによって回数や場所、タイミングなどは異なってきます。

ですので、自分の愛犬にあった与え方を見つけてあげるのが大切になります。

是非、今日からわんちゃんに食事を与える際は、上記のポイントを参考に与えてみてください!

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