こんにちは!INUMESHI店長のもんどです!
近年、台風や大雨といった土砂災害、地震などによる住居崩壊など様々な災害によって多くの被害が出ています。
僕の住んでいる静岡県は、風が強いので大雨の時には台風のような被害が出ることがあります!
いつ災害が起きても良いように、しっかりと備えをしている方も少なくないと思います。
ですが、愛犬のための備えまで行えているでしょうか?
防災用品の備え以外にも、近くの避難所は愛犬を一緒に連れて避難することが出来るのか、避難先ではどのようにペットと過ごせるのか事前に確認しておくことも重要になります。
災害は、いつやってくるのか分からないので、いざという時のために愛犬を守れるように日頃からしっかり備えておきましょう!
今回は、災害前に備えておきたい避難用品やしつけ、避難所での生活についてご紹介します。
災害時は、ペットを連れて避難しましょう
日本では、環境省が平成30年に「人とペットの災害対策ガイドライン」といった、ペットの災害対策としてガイドラインを作成しています。
近年、様々な災害が起こるためガイドラインも変更・改訂し、ペットと避難する際の基本行動などを詳しく説明しています。
ペットを飼育する飼い主さんには、「災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」の方が、分かりやすく内容をまとめているので読みやすいと思います。
このガイドラインにも記載があるように、災害時は原則「同行避難」といって飼い主さんがペットを連れて避難を行う必要があると示されています。
同行避難はペットと共に安全な場所まで避難することをいいますが、「同伴避難」と間違われやすいので注意してください。
同伴避難とは、ペットと一緒に同行避難したうえで、避難所でペットを飼育管理することをいいます。
この場合、ペットと同室で過ごせると思われがちですが、避難所によって飼育環境は異なることを理解しておきましょう。
近年「ペット受け入れ可」の避難所が多くなっていますが、人とペットの避難エリアを分けており、人とペットが同じ生活エリアで過ごすことは許可されていません。
避難所によっては、ケージや柵で囲った専用スペースを用意するところもありますが、屋外で飼育しなくてはならない場合もあり、自治体によって大きく異なります。
突然災害にあった場合、同行避難と同伴避難の違いを理解していないと、混乱を招く危険性があるので注意しましょう。
また、お住いの自治体がペットとの同行避難・同伴避難についてどのような方針を事前に確認しておきましょう。
ペットの防災用品の準備
災害に備えて、防災用品を事前に準備している方も多いと思います。
では、ペットの防災用品も準備しているでしょうか?
避難所では、人への食料や物資は準備してありますが、ペット用の救援物資はほとんど準備されていません。
また、ペット用の救援物資を運ぶ車両が緊急車両として認められていないため、避難所に届くまでに時間がかかる場合があります。
そのため、ペットのために必要なものは、飼い主さんが事前に準備しておきましょう。
優先順位 1
動物の健康や命に係わるもの
□療法食 □薬 □ペットフード、水 (少なくとも5日分、できれば7日分以上) □キャリーバッグやケージ (猫や小動物には避難時に欠かせないアイテム) □予備の首輪、リード (伸びないもの) □ペットシーツ □排泄物の処理用具 □トイレ用品 (猫の場合は使い慣れた猫砂、または使用済猫砂の一部) □食器
優先順位 2
情報
□飼い主の連絡先と、ペットに関した飼い主以外の緊急連絡先・預け先などの情報 □ペットの写真 (印刷物とともに携帯電話などに画像を保存することも有効) □ワクチン接種状況、既往症、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報 (1冊のノートにまとめておくと便利)
優先順位 3
ペット用品
□タオル □ブラシ □ウェットタオルや清浄綿 (目や耳の掃除など多用途に利用可能) □ビニール袋 (排泄物の処理など多用途に利用可能) □お気に入りのおもちゃなど匂いがついた用品 □洗濯ネットなど (猫の場合は屋外診療・保護の際に有用) □ガムテープやマジック (ケージの補修、段ボールを用いたハウス作り、動物情報の掲示など多用途に使用可能)
食事は、少なくとも5日分(できれば7日分以上が望ましい)は用意しておきましょう。
特に、療法食等の特別食を必要としているペットの場合は、さらに長期間分の用意が必要です。
災害時はペットもストレスを感じているため、代用食を受け付けなかったり、食べても軟便になってしまったり、またトイレの環境が変わって排尿できなくなってしまうこともあります。
出来るだけ「いつも使用している物」を準備しておけば、避難所でも普段通りの生活に近づき、ペットへのストレスも軽減させることができます。
日常的にしつけや健康管理を行う
災害時は、周囲の人・飼い主さん・ペットとそれぞれに大きなストレスがかかります。
避難所でお互いが迷惑を掛けないように、普段からしつけや健康管理を行なっておきましょう。
□「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけをする □ケージなどの中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく □不必要に吠えないようにしつける □人や他の動物を怖がったり攻撃的にならないように慣らしておく □決められた場所で排泄ができるようにする □狂犬病予防接種(義務)に加え各種ワクチンを接種する □犬フィラリアやノミ・ダニなどの寄生虫を予防、駆除する □シャンプーやトリミングにより身体を清潔に保つ □不妊去勢措置を行う
特に災害時、ケージに入れて移動したり、避難所ではケージの中で過ごさなくてはならないケースが多く見られます。
そのため、日頃からケージの中で落ち着いて過ごせるように慣らしておくことが重要です。
また、飼い主とずっと一緒にいられるとも限らないため、慣れない環境でストレスを感じさせてしまう可能性もあります。
普段から他人や新しい環境、車などに慣れさせておく社会化も大切です。
さまざまな可能性を想定して、準備をしておきましょう。
迷子札やマイクロチップを装着
災害時は、飼い主とペットが離れ離れになってしまう可能性があります。
ペットが保護されたときに身元が分かるように、普段から連絡先を書いた迷子札を付けておきましょう。
災害時に首輪が外れてしまったり、パニックになり逃げ出してしまうこともありえるので、マイクロチップの装着がオススメです。
マイクロチップとは 直径2㎜、長さ約8〜12㎜の円筒形の電子標識器具で、内部はIC、コンデンサ、電極コイルからなり、外側は生体適合ガラスで覆われています。 それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字が記録されていて、この番号を専用のリーダーで読み取ることができます。 動物の安全で確実な個体識別の方法となり、突然の迷子、災害、盗難、事故などの場合にも、確実な身元証明ができます。
迷子札の他に、このような半永久的に身元証明ができるマイクロチップを装着するなど、二重の対策をとるとより安心です。
もしも災害時にペットとはぐれたら、名前や種類などのペットの情報を自治体の動物担当部署や警察などに届けましょう。
ペットとの同行避難、避難所での生活
災害時にペットと同行避難するときは事前に避難所について調べたり、連れて行く際の注意点など確認しておきましょう。
他にも避難所での生活でどのようなことに気をつけるべきか、5つのポイントにまとめてご紹介します。
- 避難所の確認や同行避難する際の注意点
- 避難所では周囲に配慮しよう
- 避難所ではペットの健康に気を付ける
- 車内に避難する場合は、熱中症に注意
- 預け先を見つけておこう
避難所の確認や同行避難する際の注意点
事前に住んでいる地域の自治体のホームページなどで、避難所の場所やペットを連れて行く場合の注意事項などを確認しておきましょう。
しかし、自治体などがペットの受け入れ体制を整えていても、避難所での飼育が難しいことがあります。
そんな場合に備え、普段から近隣住民とコミュニケーションをはかり、緊急時に備えて飼い主が互いに助け合えるようにしておくとよいでしょう。
また、同行避難を行う際は、リードををしっかりと付けます。
首輪が緩んでいないか、鑑札、狂犬病予防注射済票を装着しているかを確認しましょう。
小型犬の場合は、リードをつけた状態で、ケージに入れましょう。
避難所では周囲に配慮しよう
ペットにとって避難所は、いつもと違う慣れない環境のため、普段とは違った行動を起こしやすくなります。
避難所についた際は、首輪の緩みを確かめ、リードを離さないように注意しましょう。
また、多くの人が集まる避難所には、ペットアレルギーや動物が苦手な方、好奇心でペットに触ろうとする子供などもいます。
鳴き声やニオイなど、飼い主は周囲に配慮し、迷惑を掛けないようにマナーを守りましょう。
避難所ではペットの健康に気を付ける
飼い主さんとペットが一緒に過ごす同伴避難ができる避難所は、限られています。
多くの場合が同行避難のため、飼い主さんとペットは別の場所で過ごすことになります。
各避難所でのルールに従い、時には飼い主さん同士が協力し合いながら、責任をもってペットの世話をしましょう。
慣れない場所に置かれ、近くに飼い主さんがいない状況に、ペットは強いストレスを感じ体調を崩したり、むやみに吠えたり、周囲の人に対して攻撃的になる可能性があります。
また、非常時は衛生状態や栄養状態が悪くなり、免疫力が低下します。
日頃からワクチンや予防接種をして感染予防を心がけたり、望まない繁殖を防ぐために去勢・避妊手術をしておきましょう。
特に食欲不振、下痢、便秘などになりやすくなるので、飼い主はしっかりとペットの健康を管理し、できるだけ不安を取り除くよう撫でたり、声をかけたりしてあげましょう。
車内に避難する場合は、熱中症に注意
避難所では、ペットと同室で過ごすことが出来なかったり、周囲の人への気遣いから、自動車の中で避難生活を送ることを選択せざるおえない飼い主さんもいます。
その場合は、頻繁に窓を開けて換気し、ペットには十分な水分を与えて、熱中症を予防しましょう。
たとえ曇っていても、日中の車内は想像以上に温度が上昇することがあるために注意が必要です。
また、やむを得ずペットを車内に残すときは、水を多めに用意して、車内温度に気をつけましょう。
狭い場所で長時間生活していると飼い主さんはエコノミークラス症候群になる危険があります。
定期的に車外へ出て運動をしたり、水分をこまめに摂って血液の巡りをよくしましょう。
預け先を見つけておこう
狂犬病やワクチンの証明書がなく、ペットが避難所に受け入れてもらえなかったり、飼い主さん自身に何か起こる可能性もあります。
このような時のために、親戚やご近所の方、友人などでペットのお世話を頼める人を見つけておくことも必要です。
非常食にオススメ、ブリーダーパック
いつ災害が起きても困らないように、事前の準備をすることが重要ということが改めて分かりましたね。
災害時から日常の食事状態に戻るまでに約3ヶ月程度かかると言われています。
ペット用の救援物資は運ぶ車両が緊急車両として認められていないため、避難所に届くまでに時間がかかる場合があります。
そのため、ペットフード、水(少なくとも5日分、できれば7日分以上)の準備が必要とされています。
ですが、出来ればそれに加えて1ヶ月分程度の備蓄量があるのが理想的です。
そこでオススメしたいのが、「ブリーダーパック」になります。
「ブリーダーパック」は、いわゆるドッグフードの業務用パッケージのことです。
外観は飾り気のない質素なパッケージの物が多いですが、中に入っているドッグフードの品質は、通常市販されているものと変わりありません。
小型犬一匹飼いの場合は半年程度、大型犬のわんちゃんであれば1〜3ヶ月程度で消費してしまうぐらいの量になります。
賞味期限は1年程度のものが多いので、非常食用にストックしておくのに最適です!
ブリーダパックを購入した場合、開封後のフードの酸化や栄養・風味の劣化など心配になる方も多いと思います。
そんな場合は、ブリーダーパックがそのまま入るフードストッカーに入れて保存したり、小分けにパックして乾燥剤を入れ冷暗所で保管することで劣化を遅らせることができます。
また、「ローリングストック」といって、日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法がオススメです。
この方法なら普段から食べているものが災害時の非常食となるため、食事が変わってわんちゃんにストレスがかかる心配もありません。
▼ドッグフードの賞味期限についてはこちらの記事から
▼ブリーダーパックについてはこちらの記事から
▼ドッグフードの保存方法についてはこちらの記事から
ブリーダーパックなら『INUMESHI』がオススメ!
INUMESHIでは、様々なメーカーのブリーダーパックを取り扱っています。
特にオススメなのが、INUMESHIオリジナルフードの「バリュー・フィースト・セベク」になります。
こちらはINUMESHIのオリジナル商品のため、常に在庫を切らさないように徹底管理されています!
そのため「ドッグフードの残りがわずかでどうしよう!」「新しいドッグフードを買い置きしていない…」 そんな緊急事態でも、ご注文を頂いてからすぐにお届けできるように出荷の準備をさせていただいています。
平日12時までにご注文いただければ当日出荷が可能となります!
ただし、土日・祝日はお休みとなりますのでご注意ください。
もし、ご心配の場合には、当店にお問い合わせいただければ、配送予定日時をお伝えさせていただきます。
(※東北・四国・中国エリアは最短翌日、北海道・沖縄エリアは最短翌々日でのお届けになります。)
また、INUMESHIオリジナルフードはお試しパックも充実しています。
ブリーダーパックを購入して愛犬が食べてくれなかったり、アレルギーが出てしまったらせっかく買ったフードが勿体無いですよね
お試しパックなら少量なので、わんちゃんが食べてくれるか、粒のサイズや匂い、食べた後の排泄状態を確認することもできます!
フードとの相性はわんちゃんによって異なるため、実際に食べさせてみるのが1番です!
まとめ
災害は突然起こるので、日頃からしっかりと準備をしておくことが重要ですね。
避難経路はもちろん、お住いの自治体が同行避難に対してどのような方針で、避難先ではどのようにペットと過ごせるのか事前に確認しておきましょう。
また、避難所は愛犬にとっていつもと違う環境になるためストレスがかかりやすくなります。
その上、防災用品の準備不足からフードが代用品になると食欲低下や体調不良にもつながります。
わんちゃんのストレスを少しでも軽減できるように、フードは多め備蓄しておくのがオススメです!
災害時、わんちゃんは自分の身を守ることができません。
飼い主さんが愛犬の安全を確保するために、出来ることは早めに準備し、準備している方は再度見直しておきましょう!
※参考元 環境省-人とペットの災害対策ガイドライン 環境省-「備えよう!いつもいっしょにいたいから」