◆第5位 腫瘍
腫瘍には良性と悪性があり、悪性の場合は「がん」と呼ばれます。
血液やリンパ管を通ってほかの臓器に移転して、犬に悪い影響を及ぼすものを悪性腫瘍「がん」、周りに転移せず、その部分でゆっくりと大きくなるものを良性腫瘍と分類します。
良性なのか悪性なのかの判断は見た目では困難なため、見つけたら早めに病院で相談するようにしましょう。悪性腫瘍の場合、早急に治療しないと命にかかわる場合があります。
◆第4位 下痢
便は「健康のバロメーター」ともいわれ、下痢は犬の体の異常を知らせるサインでもあります。下痢の原因にはいろいろ考えられます。食事の変化、季節の変わり目、ストレス、ウイルスなどの感染症、腸や消化器の病気など。
食事内容をコロコロ変えない、拾い食いに注意する、ワクチン接種、寄生虫予防を行うなどし、気を付けましょう。
◆第3位 胃腸炎
胃や腸の粘膜に炎症が起き嘔吐・下痢などの消化器症状がおこることです。
一般的に多くみられる原因に食事性があります。腐ったものや食べ慣れないもの、脂肪分が多いものを食べると胃腸炎になりやすいです。
その他、細菌やウイルスの感染、消化管内寄生虫の感染、アレルギーやストレスなども原因になります。消化に悪そうなものや食べ慣れないものは与えない、与える場合は少量にするといった配慮をしましょう。
◆第2位 外耳炎
耳の穴から鼓膜までの間を耳道といい、ここに炎症が起こります。
耳垢の量が増える、耳をかゆがる、頭を振る、耳を床にこすりつける等の行動が見られます。外耳炎は再発することも多いため、梅雨の時期などはこまめに観察するようにしましょう。
また、病院で定期的に診てもらうことで、早期に炎症を見つけて重症化しないようにするのも一つの方法です。
◆第1位 皮膚病
かゆみや赤み、脱毛など、様々な症状が見られます。
愛犬がずっと体をかゆがる、引っ掻く、舐める、噛むなどしている場合は、皮膚に異変がある可能性が高いので、全身をチェックしましょう。
多くの皮膚炎は、早めに処置すれば重症化や慢性化を抑えることができます。気になる行動をしていたら早めに対応しましょう。
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